Foamingシステム内での放電により生成されたオキシダントによる汚染物質処理
Project/Area Number |
02F00082
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
電力工学・電気機器工学
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
山部 長兵衛 佐賀大学, 理工学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JOANNA Pawlat 佐賀大学, 理工学部, 外国人特別研究員
PAWLAT Joanna 佐賀大学, 理工学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | formingシステム / 泡 / 促進酸化 / 過酸化水素 / オゾン / アセトアルデヒド / foaming system / discharge in foam / AOP / surfactant-free formation / hydrogen peroxide / ozone |
Research Abstract |
フォーミングシステム(泡状の環境のもとに設置された電極間にパルス高電圧を印加し放電を発生させ、ラジカルを生成するシステム)を用いた環境浄化技術の基礎的研究を行った。その結果、以下のことが明らかとなった。 (1)フォーム(泡)中の一つの泡の平均的な大きさは1-5mmであった。 (2)放電により円筒状のフォーミングコラム中でH2O2やO3など種々のオキシダントが生成された。ガス(空気)流量を変えたときのH2O2濃度変化が測定され、30-4OWの場合、約40mg/L(ガス流量約7L/min時)が得られ、放電の繰り返し数を増すに従って直線的に増加し、約100ppsにおいて約11mg/Lが得られた。 (3)フォーミングから出てくるオゾン濃度は酸素ガスの場合、約20ppm(空気では約5ppm)(いづれも約5L/min時)である。また、溶存オゾン濃度は放電の繰り返し数(pps)と共に直線的に増加した(100ppsで0.25mg/L)。 (4)この研究では、フォーム中のアルデヒドの新しい吸収法について実験を行った。また、フォーム中に電気放電によりオキシダントが形成され、電気放電とフォーミングリアクターでの吸収の関係について調べた。その結果、放電を用いないでフォーミング(泡)のみ生成した状態でガスを通した場合、アセトアルデヒドの濃度は時間と共に(約40ppmから57ppmに)増加するが、放電開始後80分のところで電気放電を開始すると、放電開始当初は、吸収されたアセトアルデヒドがフォーミング中に出現し、界面活性剤の分解が生じアセトアルデヒドの濃度は時間と共に減少した。フォーム内吸収効率は、使用したガス(空気、酸素、窒素)のいづれもほぼ同じで、10分後では約50%であった。 (5)フォーミング(泡)装置を用いて脱色の実験を行った。インジゴ除去を測定するのに紫外線吸収法を用いた。バッチ式リアクター中で5分間の処理時間(放電繰り返し数は70、100pps)で行った。その結果、目視でほぼ完全に脱色が確認された。また、定量測定において放電処理時間、放電回数が増せば脱色の度合いが増した。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)