鉄筋コンクリート構造物のせん断破壊に関する解析的研究
Project/Area Number |
02F00095
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
構造工学・地震工学
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
桧貝 勇 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SALAMY Mohammadreza 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 鉄筋コンクリート構造物 / 非線形解析 / せん断破壊 / 変断面RC梁 / 付着特性 / 繰り返し載荷 / プレストレストコンクリート |
Research Abstract |
コンクリート構造物の合理的設計には,部材の破壊性状および変形性能を十分に把握する必要があるが,従来の実験的手法ではピーク荷重の評価を主眼としているものがほとんどであるため,ピーク荷重以降の部材の挙動には不明な点が多い.本研究では,コンクリート構造のピーク荷重後の挙動を精度良く評価できる数値解析手法の開発を目的とするものである.対象とする破壊形式はピーク荷重後に不安定現象を呈するせん断破壊とし,静的荷重に加え動的荷重作用下のコンクリートの局所化挙動を詳細に予測することを試みた. 本年度は,鉄筋コンクリート構造物のせん断破壊挙動を検討するため,変断面を有する鉄筋コンクリートはりの解析を行った.変断面部材のせん断挙動を解析により評価するには,斜めひびわれの発生を精度よく予測する必要があることが確認された.この場合も,鉄筋とコンクリート間の付着すべり特性が,せん断耐力の評価に大きく影響を及ぼすことが分かった.これは,付着特性により,斜めひびわれの発生位置が変化するためであり,既往の付着モデルの適用性について考察を行った.本研究では,鉄筋コンクリートはりにおける鉄筋とコンクリート間の付着特性を精度よく表すために,新たな付着すべりモデルを提案し,その妥当性についても検証している.また,支点位置における部材有効高さがせん断耐力に及ぼす影響について,傾向をより明確に捉えるために新たに変断面RC梁の破壊実験を行った. なお,得られた成果は,現在,学術雑誌に投稿中である.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)