再生可能な水中固体酸の合成とクリーン化学プロセスへの応用
Project/Area Number |
02F00157
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
触媒・化学プロセス
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
奥原 敏夫 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CHU Wenling 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 外国人特別研究員
楚 文玲 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | クリーン化学プロセス / 水中固体酸 / エチレン酸化反応 / Pd-WO_3 / ZrO_2 / 固体酸 / ワッカー反応 / 水和反応 / 超強酸 / 再生可能 |
Research Abstract |
地球環境に配慮したクリーン化学プロセスを実現できる固体酸の開発を目指し、特に水が直接反応に関与する反応系を構築する事を目的とした。これまで発展させてきたポリオキソ固体超強酸は水和、加水分解、ホルマリン付加などに従来ない高い機能を発揮するが、溶解など解決すべき問題があった。本研究では水存在下で有効に機能する固体酸触媒を探索した結果、W-Zr-O系触媒がこれまでにない触媒特性を発揮する事を既に見出している。具体的には、上記触媒が従来液体酸を用いて稼動しているエチレン水和反応にこれまでの報告を凌ぐ活性を示すことを発見した。この結果は、すでに国際誌に掲載されている。さらに、上記の触媒に金属を複合化したPd-W-Zr-O系触媒は、エチレンの酸化(水共存)による酢酸合成にこれまでの既存の触媒活性と選択性を遥かに凌ぐ触媒特性を示すことを見出した。この反応はこれまで、水和→酸化の逐次反応と考えられてきたが、ここで各ステップの反応を検討し、反応は酸化が先行するワッカー型反応と結論した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)