ミニマルウェイスト化学プロセスを目的とした環境調和型触媒に関する研究
Project/Area Number |
02F00160
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
触媒・化学プロセス
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
杉 義弘 岐阜大学, 工学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RAJA Thirumalaiswamy 岐阜大学, 工学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 錯体触媒 / 固体触媒 / 固定化錯体触媒 / パラジウム錯体触媒 / 胴錯体触媒 / Suzuki反応 / 廃棄物抑制 / 9,10-ジフェニルアントラセン |
Research Abstract |
化学反応プロセスから排出される廃棄物を最小化するために、選択性及び金属あたりの活性の高い錯体触媒と生成物との分離が容易で回収可能な固体触媒の両方の特徴を生かした固定化錯体触媒に関する研究を行った。 固定化担体としては、2-5nmの規則的空孔を有する大表面積のメソポーラスシリカ、MCM-41,FSM-16を選定し、表面に存在する水酸基と3-アミノプロピルトリメトキシシランのカップリングにより、表面にアミノ基の固定化を行った。さらにアミノ基と2-ピリジルアルデヒドの反応により2-ピルジルイミノ基を導入したイミン配位子(1)を合成した。1を配位子とするパラジウム及び銅錯体を用い、Suzuki反応への活性及び選択性を検討した。 これらの固定化錯体触媒は、当該反応に高い活性および選択性を示した。特に反応性の低い9-ハロゲン化アントラセンおよび9,10-ジハロアントラセンのフェニル化に優れた触媒性能を示し、9-フェニルアントラセンを高収率で生成した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)