Project/Area Number |
02F00249
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
荻原 俊男 大阪大学, 医学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FU YUXIAO 大阪大学, 医学系研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 本態性高血圧 / 遺伝子多型 / 分子生物学 |
Research Abstract |
今年引き続いて、β_1-アドレナリン受容体の遺伝子には、49番目のアミノ酸がグリシン(Gly)またはセリン(Ser)になる多型も存在する。Ranadeらによる1000人以上の中国系と日本系のサンプルを用いたケース・コントロール研究ではSer49Gly多型は心拍数と関連することが示されている(Am J Hum Genet 2002)。そこで、我々はこの遺伝子多型と日本人の心拍数との関連が大迫研究を用いて検討した。ABPMを用いた検討では(n=706)24時間及び夜間心拍数においてGly/Gly型は心拍数との間には有意な相関が認められた。β_1-Adrenergic受容体の遺伝子多型(Gly49Gly)は心拍数増加の危険因子となり、特に夜間心拍数増加のリスクとしてはたらく可能性が示唆された(第68回 日本循環器学会総会発表予定)。 次に、これまで日本人での報告が少なかったbradykininβ_2受容体遺伝子のプロモーターの遺伝子多型(-58T/C)と本態性高血圧症の疾患感受性に及ぼす影響を検討した。更にこの遺伝子exonlの+9/-9多型とACEのI/D多型との関連についても検討した。結果としてこの遺伝子(-58T/C)多型は高血圧群において、ECGにおけるLVH有無との関連を認めたが、ACEのI/D多型との関連は認められなかった。(Hypertens Resに投稿中)。 最近Sudhirらにより報告されたAGTの遺伝子多型(-217A/G)と日本人の本態性高血圧との関連を壮瞥・端野研究を用いて検討した。その結果、腹囲と血中インスリン濃度はAアリルキャリア男性において有意な上昇を認めた。以上の結果より、AGTのプロモーターの遺伝子多型(SNP,-217A/G)は日本人男性の内蔵肥満のリスクとなり、メタボリック症候群発症に影響を及ぼす可能性があると考えられた。(第68回日本循環器学会総会発表予定)。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)