Project/Area Number |
02F00816
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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Research Institution | The High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
高崎 史彦 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GERSHON Timothy 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | B中間子 / ユニタリー / 素粒子の標準理論 / 小林・益川行列要素 / φ3 |
Research Abstract |
現在、高エネルギー加速器研究機構においてはB-ファクトリー加速器、KEKB、とBelle実験装置が順調に稼動し、このタイプの電子・陽電子ビーム衝突型加速器としては世界最高の性能を実現している。これに伴い、Belle実験はこれまでに最大のB中間子崩壊のデータを収集した。現在、このデータの解析を精力的に行い、多くの学術論文として発表してきた。 ところで、B中間子の基本的性質は素粒子の標準理論で記述されると考えられており、従って、B中間子の崩壊の研究は素粒子の研究にとって重要な位置を占める。標準理論によれば、B中間子を構成するクオークの反応のありかたは、クオーク間の遷移振幅で記述されるが、この振幅の間にはユニタリー性が成り立ち、それは振幅間のユニタリー三角形として表せる。Belle実験では、このパラメターのいくつかの観測に成功している。 Belle実験では既に3つのユニタリー三角形の角度のうち2つを観測しているが、Gershon氏は残る一つの角度の観測を世界に先駆けて行うことを目指している。既にその予備的な成果はいくつかの国際会議で発表しており、近い将来論文の形で発表できるものと期待される。一方、Gershon氏は、Belleグループの毎週行われる定例会議の責任者の一人として実験遂行全般にもおいても重要な役割を果たし、またBelle実験のいくつかの解析会議の重要メンバーである。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)