スペースVLBIによる銀河核の研究および将来スペースVLBIミッションの研究
Project/Area Number |
02F02301
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
天文学
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
平林 久 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙情報・エネルギー工学研究系, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DODSON Richard 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙情報・エネルギー工学研究系, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2004: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | VLBI / スペースVLBI / VSOP / VSOP-2 / パルサー |
Research Abstract |
電波天文衛星「はるか」を使った活動銀河核のVSOPサーベイデータ(ミッションの30パーセント時間を使用して、最終的には370の活動銀河核のデータを取得)の解析を、JAXAの宇宙科学研究本部の研究者および外国人特別研究員Kaj Wiik博士と国外の共同チームと協力しながら、すすめた。この一環として、協力解析チームのあるカルガリーでの解析検討会議に出席した。この間に、世界にまたがる大きな解析チームによる論文が3編、準備された。また、この3編の次の論文は、Richard Dadsonが主となっておこなった解析結果にもとづいたデータによる論文となる予定であり、ひき続く研究により、来年3月ごろに予定される会合で討議され、2005年4月をめどに論文にまとめる予定である。 次期スペースVLBIミッションに関わる研究として、JAXAサイエンスチームと協力して、撮像性能などの評価をおこなった。この計画はVSOP-2という提案名で昨年度に提案されたが、宇宙科学研究本部からの新規ミッションの概算要求が行われなかったので、さらに検討を加えた結果を入れて今年度に再提案される予定である。 磁気テープに替わって磁気ディスクを記録媒体としてつかうVLBIシステムの検討、実績を積んだ。このようなシステムは、次期スペースVLBI計画VSOP-2においても記録に使われることになると期待される。日豪間での準実時間VLBI実験への準備が両国間で進められた。このような新しいVLBI技術はe-VLBIと呼ばれる。日本ではこの方面の研究開発が活発で、研究期間中に国内研究者との訪問、実験などをとおして情報交換もおこなわれた。 オーストラリアの電波望遠鏡でおこなわれたデータをもとに、VELAパルサーなど、中心パルサーがエネルギーを供給している星雲状のパルサー天体について、解析、研究を続行し、各種雑誌に発表した。また、この研究の一環として、アメリカ合衆国の脳電波望遠鏡による観測を行った。 また、メタノールメーザー線の観測を行って、研究、論文を投稿した。 また、当研究期間中に、国際天文連合総会(シドニー、2003)、SKA会合(ペンティクトン、2004)に出席、研究発表をおこなった。国内での研究会にも各種出席し、さまざまな発表をおこなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)