センチピードグラス(Eremochloa ophiuroides (Munro) Hack.) の飼料資源としての評価
Project/Area Number |
02F02720
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
畜産学・草地学
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
平田 昌彦 宮崎大学, 農学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ISLAM M.A. 宮崎大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2004: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | センチピードグラス / 飼料資源 |
Research Abstract |
センチピードグラス(Eremochloa ophiuroides (Munro) Hack.)の飼料資源としての価値を評価するために、以下の実験と文献調査を実施した。 1.植物特性の評価実験 (1)土壌肥沃化能力の評価 この実験では,主としてセンチピードグラスの土壌肥沃化能力について,現実の草地のスケールで評価することを目的とし,牛により季節放牧利用されるセンチピードグラス草地(約0.4ha)を用いて、植物体やリターの現存量および葉の動態などを定期的(約3ヶ月ごと)に測定した。主要な成果として,センチピードグラスは,緑葉→枯死葉→リターの移行が速いために土壌肥沃化能力が高いことが示唆された。また,緑葉→枯死葉の移行が速い割には出葉速度が高くないことから,分げつ当りの緑葉数は少ないが,分げつ密度が高いために,単位土地面積当りの葉量や葉面積を高く維持できることが明らかになった。さらに、センチピードグラスは秋季に窒素含量を高く維持できることが示された。 (2)葉身生産力の評価 この実験では,センチピードグラス2品種を用い,飼料として最も重要な部位である葉身の出現と伸長速度に及ぼす窒素施肥の影響について検討した。結果は解析中である。 2.文献に基づく評価 文献調査により,センチピードグラスの分類,分布,形態,適応,造成・管理,生育特性,品種,重要性などについてとりまとめた総説を執筆・投稿し,受理・印刷中である(Grassland Science誌)。 3.その他 昨年度実施した植物特性の評価実験のうち、「葉と分げつの動態の窒素施肥量と季節に対する反応」の研究結果を執筆・投稿し,受理・印刷中である(Grassland Science誌)。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)