酸化的DNA損傷、8-ヒドロキシグアニンに関する生化学的および臨床医学的研究
Project/Area Number |
02F02768
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
病態検査学
|
Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
葛西 宏 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SVOBODA Peter 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2002 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
|
Keywords | 8-ヒドロキシデオキシグアノシン / 7-メチルグアニン / 酸化的DNA損傷 / 代謝率 |
Research Abstract |
最近の高速液体クロマトグラフィーにおける陰イオン交換カラムの導入により尿中酸化損傷マーカー、8-OH-dGの分析法が改善され、特にラットやマウス尿の分析が正確に分析できるようになった。尿中8-OH-dGを測定する場合通常クレアチニン(Cre)等の濃度補正物質を別途に測定し8-OH-dG/Creを算出し酸化的DNA損傷の指標としていた。そのため試料の採取、保存、分析、データの解析において煩雑な手続きが必要であった。今回、Svoboda博士は8-OH-dGと同時にRNAの分解産物である7-methylguanin(7-MG)を分析することに成功した。ラット尿中Cre量と7-MG量の相関係数は0.9であり、ヒトおよびマウス尿におけるCre量と7-MG量の相関係数は0.8と良い相関を示すことから8-OH-dG/7-MG値をもって酸化的DNA損傷の指標とする事が可能となり、1サンプルからの迅速な酸化ストレス評価が可能となった。またマウス、ラットにおける7-MG/Cre値はヒトのそれよりも数倍高く、MG/Cre値と静止代謝率との関係が明かとなった。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)