Project/Area Number |
02J03816
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
藤山 総一郎 関西医科大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 再生医療 / 内皮再生医療 / 骨髄細胞移植 / 最狭窄 / 冠動脈形成術 |
Research Abstract |
目的 虚血下肢に対する骨髄単核球細胞(BM-MNC)移植では、未成熟な内皮系の細胞(ECC)と血管新生因子の供給により血管新生を認める。MCP-1は、内皮剥離部位で発現増加し、MNCの内皮への接着のtriggerとなる。我々は、MCP-1によって活性化されたBM-MNCがバルーン傷害血管内皮に接着し、内膜肥厚を抑制するかどうか検討した。 方法 骨髄細胞1よラット(WKAH/Hkm)大腿骨と剄骨より採取した。左総頚動脈にバルーン障害を加え、障害後7日目にBM-MNC(10^7cell/1ml)、冠動脈内皮細胞(CMEC)(10^7cell/1ml)、生理食塩水(1ml)を大腿静脈より投与した。(各々n=10)バルーン障害後4日目にBM-MNCの内皮への接着のtriggerとして、MCP-1 cDNA-plasmidを下肢に筋肉内注射した(150μg/site 2個所)。障害後21日目に総頚動脈を摘出し検討した。 結果 MCP-1の前処置なしにBM-MNCを投与した群は骨髄細胞の障害内皮への接着は極小数であり、内皮再生は認めず内膜肥厚に影響しなかった。Western Blotによる検討では、血中のMCP-1濃度は投与後3日目にpeakを認め(2.6倍)その後低下した。MCP-1を前処置した群はBM-MNCが高頻度に障害内皮へと分化し、内膜肥厚を著明に抑制していた。(内膜中膜比86+/-5%減少)又、血管の拡大や中膜のBrdU陽性細胞も減少した。内皮へのBM-MNCを免疫染色にて検討したところCD45とMac-1陰性であったが、8因子抗体、VEGF、bFGF抗体では陽性であった。細胞のcharacterは内皮系ではあるがlymphocyteやmacrophargeではない事がわかった。内皮の再生はEvans blueに染色されないことで確認した。
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