高性能広域計算基盤グリッドに対するユーザ透過なグリッドポータルの構築
Project/Area Number |
02J06767
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
鈴村 豊太郎 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | グリッド / グリッドポータル / 科学技術計算 / GridSpeed / 並列計算 / クラスタ / ウェブ / ポータル / Ninf / Globus / ポートレット |
Research Abstract |
本研究では,高性能広域計算基盤グリッドへの統一的かつ透過的なインタフェースを提供するポータルシステムの実現を目指す.Ninf(産総研・東工大)やGlobus(米国アルゴンヌ国立研究所)等の既存のグリッドシステムでは,既存のアプリケーションをグリッド化する際のプログラム開発のコストを削減することができるが,グリッドの本来の目的である,広域ネットワーク上に分散する資源を結合し,単一の巨大仮想計算機として抽象化するような透過的なインタフェースは提供されていない.本研究では,今後,益々,グリッド環境が複雑・肥大化することを想定して,アプリケーション開発からインタフェース構築・計算リソースの管理まで一つのインタフェースから統一的に操作できるような,グリッドのフロントエンドとなるポータルシステムの設計と実装を行う. 今年度は,グリッドポータル生成サーバGridSpeedの設計と実装を行った。GridSpeedシステムは、オンライン上のウェブフォームにアプリケーションやグリッド環境上の情報を入力することにより、コーディングすることなく、グリッドポータルを動的に生成するシステムである。本年度の前半にはこのシステムを実装し、後半には、サンディエゴスーパーコンピュータセンターのHenri Casanova博土などとの共同研究において、GridSpeedを生物系の実アプリケーションに適用し、その利便性、実用性を検証した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)