Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
多視点から撮像された複数枚の画像を処理することによって,任意視点からの画像を生成するImage Based Rendering(IBR)の二つの手法について研究を行った.用いる全ての撮像カメラは,平面上に等間隔かつ奥行き方向に向けて互いに平行に配置されている. (1)焦点ぼけ情報を利用した手法 対象シーンが二つの奥行きからなるシーンを対象とし,多視点の各視点位置において焦点をそれぞれの奥行きに合わせた異なる2枚の画像を撮像する.まず,各奥行きに生じた焦点ぼけの違いを利用して,奥行きにごとに視差を与えることによって,カメラ間からの画像を補間処理する.補間処理は,線形な位置不変フィルタによって行うことができる.それゆえ,対応点検索や奥行き推定を必要としない.つぎに,得られた補間画像を用いて,Light Field Rendering(LFR)法により,任意視点画像を生成する. (2)多重仮想平面を利用した手法 シーン中に仮想の平面を仮定し,その平面に基づいて任意視点画像をLFR法により生成する.対応点がずれるために,生成される画像では,その平面から離れた奥行きに対応する領域にゴーストが発生する.本手法では,仮想平面の奥行きを動かしながら生成した複数枚の任意視点画像を統合することによって,すべての領域で品質のよい画像を生成する.統合処理は,線形演算の繰り返しで行うことができる.そのため,陽には対象の奥行きを推定することなく,任意視点画像を生成することができる.
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