炭素質コンドライト及び宇宙塵中の炭素を含有する特異鉱物相の起源と成因の解明
Project/Area Number |
02J09530
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
地球化学
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中村 圭子 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 始原隕石 / 地球外有機物 / 生命の起源 / 宇宙塵 / 電子顕微鏡 / 赤外・ラマン分光 / 炭素質コンドライト / 小惑星 |
Research Abstract |
本研究において新たに改良した有機物その場観察法及び非汚染試料作成法により,Tagish Lake隕石中には空洞コアとマントルから成る構造を持つ微粒子が多数存在することが判った。さらに,この粒子を多量に含む切片のラマン及び顕微赤外分光測定を行った。これらの測定の結果,粒子は主にアモルファス炭素とC=O,C-H結合から成る脂肪族カルボン系有機物及び芳香族有機物から成ることが判った。このような有機粒子は,本研究で行った電子顕微鏡その場観察により隕石中で初めて発見されたが,これまで生物学者らが行ってきた有機物のmembrane実験生成物と酷似した形状・組成を呈している。 以上のように,本研究では「隕石中有機物の直接観察の成功及びその成因の解明」という大きな成果がもたらされた。研究成果は'Hollow organic globules in the Tagish Lake Meteorite as possible products of primitive organic reactions'と題して、学術雑誌International Journal of Astrobiology(2002) 1., p179-189に掲載された。研究論文発表に伴い、本雑誌出版社のCambridge Pressおよび研究活動のために渡航していたアメリカ航空宇宙局においてプレスリリースが行われ、各メディアによって高い関心をもって受け入れられた。 ●アメリカCNNテレビ・アメリカCBSテレビ・インタビュー ●ワシントンポスト誌・サイエンス欄掲載 ●ロシア国営新聞イズベスチヤ・サイエンス欄掲載 ●ドイツ・アストロバイオロジーNow,惑星科学協会・ニュース速報掲載 ●ニューサイエンティスト誌・ニューサイエンス欄掲載 ●Yahoo!ニュース・Space.com等 インターネットニュース等掲載
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Report
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Research Products
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