Project/Area Number |
02J61408
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Human genetics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
黒木 喜美子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | LIR1 / LIR6 / LIR5 / RA(関節リウマチ) / SLE(全身性エリテマトーデス) / SNP(単一塩基多型) / CD19 / 強皮症 / SNP(一塩基多型) |
Research Abstract |
前年度、RA、SLEを対象とした関連研究において検出したLIR1多型とRAとの有意な関連は、LIR1と連鎖不平衡にある他の近傍の遺伝子によるものである可能性も考えられた。そのため、隣接して存在するLIR6、LIR5遺伝子について、同様に多型解析、関連研究を行った。LIR6遺伝子の多型スクリーニングの結果、計24箇所のSNPsが日本人において主要な2種のハプロタイプを形成することが見出された。このうち、マイナーハプロタイプLIR6.02陽性率のSLEにおける有意な減少が見出された(P=0.02,OR=0.64)。次に、LIR5について解析を行った。多型スクリーニングにより、計29箇所の多型が検出された。LIR1、LIR6遺伝子とは対照的に、日本人における主要なハプロタイプを決定できなかった。ゆえに、RA、SLEを対象とした関連研究は、機能的に重要であると予想される多型について行った。その結果、最終的に-965G>A多型、Gアリル頻度のRA群における有意な増加(P=0.0005,OR=1.60)とc.-306C>T多型、TアリルのSLE群における有意な減少(P=0.005,OR=0.37)が検出された。RAと有意な関連を示したLIR1.EC01/.EC01とLIR5-965G間、SLEと有意な関連を示したLIR6.02とLIR5 c.-306T間にはそれぞれ有意な連鎖不平衡が認められた。そのため、それぞれの多型部位で検出された疾患との有意な関連が、遺伝的に独立なものか遺伝子座間関連解析により検討した。その結果、LIR5-965Gは独立にRA感受性に関与し、LIR1.EC01/.EC01もまたその可能性が高いことが示唆された。一方、SLE感受性においてはLIR5 c.-306Tが一義的な感受性遺伝子でありLIR6.02との関連は連鎖不平衡による二次的なものであることが示唆された。 RAとの有意な関連が認められた多型によるリガンドとの結合能の変化の有無を調べるために、九州大学生体防御医学研究所ワクチン開発構造生物学分野研究室において研究に従事した。(5月21日〜6月3日、7月15日〜17日、8月18日〜20日)
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)