Project/Area Number |
02J61437
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
杉本 研 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | ミレニアムプロジェクト / 高血圧部会 / 遺伝子多型解析 / 遺伝子発現解析 |
Research Abstract |
ミレニアムプロジェクトの一貫で行っているゲノム医科学・高血圧部会において、高血圧診断基準を揃えた上で、検体および基本的情報を集約し、多型解析センター等を活用することによるゲノムスクリーニングを実施している本研究では、重症高血圧および高齢正常血圧(ケース・コントロール)の10万SNPs,3万マイクロサテライトマーカーを検討し、日本人高血圧感受性遺伝子を同定することを目指しており、本年度中に1次スクリーニングがほぼ終了した。さらに部会内共同研究を候補遺伝子アプローチで進め、case-control併せて1700名を越えるサンプルを用いて解析を進め、十数個の有意な関連を示す遺伝子を同定している。その同定された遺伝子のうち数遺伝子に対してダイレクトシークエンス法によるSNPsのハプロパイプ化を行っている。また数種類同時にRT-PCRを行うことが可能なmicrofluidic法(ABI社)を用いて、高血圧群と正常血圧群で比較することも検討中である。 一方個別研究では、複数の大規模集団での解析結果を踏まえ、4つの代表的な食塩感受性遺伝子多型が日本人において全て高率に認められることを報告した(Hypertension Research)。 また2型糖尿病の原因遺伝子座に存在しインスリン抵抗性との関連が報告されているCalpain10遺伝子については4種類のSNPs (UCSNP-43,44,19,63)のハプロタイプ解析の結果、高血圧との関連性とともに血清インスリン値、HOMA指数、血清LDL値との関連性を認めた。定量Real time PCR法を用いた遺伝子発現と同ハプロタイプとの関連性は明らかではなかった(血圧)。 さらに昨年来から強い血管収縮物質である20-HETE産生における律速酵素であるCYP4A11遺伝子のダイレクトシークエンス法により同定されたプロモーター領域のSNPsに関して、まずその遺伝子多型と高血圧との関連性を認め、かつルシフェレース・アッセイ法により変異型と野生型との間に差を認め、またゲルシフト・アッセイ法により両多型間で転写因子の結合度に差を認めたため、現在この内容を論文化すべく研究を続行している。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)