Project/Area Number |
03250107
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
藤本 眞克 国立天文台, 位置天文・天体力学研究系, 助教授 (90107475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪野 公夫 東京大学, 理学部, 助教授 (10125271)
佐々木 明 電気通信大学, レーザー極限技術研究センター, 助手 (10215709)
大橋 正健 国立天文台, 位置天文・天体力学研究系, 助手 (80213833)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥51,100,000 (Direct Cost: ¥51,100,000)
Fiscal Year 1991: ¥51,100,000 (Direct Cost: ¥51,100,000)
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Keywords | 重力波の検出 / レ-ザ-干渉計 / ファブリ-ペロ-共振器 / 真空容器 / 高性能ミラ- |
Research Abstract |
1.20mFP方式レ-ザ-干渉計のための真空容器の詳細設計とそれに基く仕様決定を行って発注・製作・据付を完了した。留意した点は、 (1)開放時に光学系のアラインメント作業がやりやすいこと、 (2)真空排気による容器変形が光学系に極力影響しないこと、 (3)排気系および真空容器の振動が光学系に直接伝わらないこと、 (4)到達真空度はレ-ザ-干渉計の目標感度に影響しない10^<-5>Torr以下として、アウトガスやリ-クをできるだけ抑えて排気停止時の利用可能時間を伸ばすこと、 であり、そのための工夫が各部になされている。排気試験は工場内で10^<-5>Torr以下であることを確認したが,据付後の最終排気試験は来年度に排気装置を購入した後で行う予定である。 2.干渉計を設置するための実験室の新営を国立天文台の営繕工事として行い、建設が完了した。真空容器の据付も終っている。この工事に先立ち、配置の決定、遺跡調査の行政発堀、実験室の設計、真空容器据付のための土台の設計と変形量の計算などを行い、変形はおおむね10ミクロン以内となっている。 3.振子式に吊り下げられた干渉計用光学素子の位置・方向を制御するための研究が他の研究班との共同研究として行われ、磁気ダンパ-や3段振子方式などで良好な結果が得られた。 4.レ-ザ-研究班に協力して、高性能ミラ-や電気光学変調素子などの製品調査や共同購入を行い、これらを用いたFP共振器の製作と性能評価、およびレ-ザ-周波数の安定化の実験が行われ、予想以上の性能が得られた。これをふまえて来年度以降のプロトタイプ干渉計用光源開発を共同で行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)