Project/Area Number |
03354018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
公衆衛生学
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
上島 弘嗣 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡山 明 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (60169159)
藤田 委由 自治医科大学, 医学部, 講師 (70173440)
中川 秀昭 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00097437)
鏡森 定信 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (20019615)
橋本 勉 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70118454)
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Project Period (FY) |
1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1991: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 血圧 / 食塩 / カリウム / 血清脂質 / 栄養調査 / 24時間蓄尿 / 肥満度 / 飲酒 |
Research Abstract |
世界の32カ国52集団が参加した"食塩その他の電解質と血圧に関する国際研究(Intersalt Study)"は、世界で最初の高度に標準化した方法によって、各集団20ー59歳男女200名のランダムサンプルを対象として、食塩の摂取をはじめとした生活環境要因と血圧との関連を疫学的に検討した。この国際共同研究の多くの研究業績が公表されて既に6年が経過した。そこで、日本から参加した研究者が集まり、過去の調査集団のその後の血圧水準、高血圧症の有病率、食塩をはじめとした電解質の排泄量、肥満度、アルコ-ル摂取量、およびその他の生活環境因子、等の推移を明かにし、生活環境要因のコントロ-ルを通じて高血圧症の予防と治療のための症学研究を推進する研究計画を立案した。その結果以下の研究計画が立案された。 7年目の追跡調査として大阪、富山、栃木において前回Inteーrsalt Studyを実施したと同様の集団を対象として行う。また、新たに和歌山のフィ-ルドを加える。調査対象は、前回同様、それぞれのフィ-ルドより20ー59歳の男女計200名のランダムサンプルを調査し、4フィ-ルドで総計800名を調査する。調査項目は、飲酒、喫煙、身体活動、労働状況、ストレス、等の生活状況に関する問診、ランダムゼロ血圧計による血圧測定、24時間蓄尿による食塩摂取量の推定、尿中のその他カリウム、カルシウム、マグネシウム等の電解質排泄量の測定、血清脂質、血糖、その他の血液化学検査、24時間思い出し法と翌日の1日間食事記録による。本研究により、前回のIntersalt Studyで明らかにされた、食塩、肥満、アルコ-ルの昇圧作用、カリウムの降圧作用、等の強さは7年後のそれぞれの要因の水準により血圧水準の変化が説明できるかが検討出来る。また、高血圧症の予防の観点から、上記の生活環境要因はどの様に推移しているかが明かとなる。さらに、血清肥質、栄養調査等により、喫煙率と量、飲酒量との変化とも合わせ、高血圧のみならず、循環器疾患の危険因子の動向をも明らかにできる。 以上、平成4年度の文部省科学研究費がつき次第、研究を実施する。
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