Project/Area Number |
03F00001
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
印度哲学(含仏教学)
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Research Institution | International College for Postgraduate Buddhist Studies |
Principal Investigator |
落合 俊典 国際仏教学大学院大学, 仏教学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Song 国際仏教学大学大学院大学, 仏教学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 宋代華厳 / 義和 / 浄源 / 華厳浄土教 |
Research Abstract |
今年度は、「宋代と鎌倉時代の華厳教学の比較研究」を推進するために、先ず、「日本国内の諸図書館、諸寺院において本研究と関連ある資料の調査を行った。具体的には、東大寺付属図書館、高野山大学付属図書館、金沢文庫、京都大学図書館、大谷大学付属図書館などで資料の調査と閲覧を行った。個別の貴重資料について、以上の諸図書館の許可と協力を得て、資料の複製とコピーを受領した。また、名古屋市大須観音宝生院と大阪府河内長野市金剛寺で写本調査を行った。特に、宝生院の大須文庫では集中調査を行い、貴重な所蔵目録と:写本資料を閲覧することが出来た。 次に、研究成果の一部を関津学会で発表を行った。具体的には、「東アジア仏教研究会」において、「宋代華厳の代表人物義和の伝記と思想背景について」と題し、口頭発表を行った。北京大学佛教道教研究室で、「宋代における『大乗起信論』研究について」と題した口頭発表を行った。「日本印度学仏教学会」年次大会において、「義和の念仏思想について」と題した口頭発表を行った。また、「日本宗教学会」と「東方学会」に入会し、学術交流に参加することができた。今後発表の機会が増えることを期待している。 以上の口頭発表を整理して、「東アジア仏教研究会」の機関誌『東アジア仏教研究』創刊号で「義和の華厳浄土教について」と題した論文を発表した。「日本印度学仏教学会」の機関誌『印度学佛教学研究』第五十二巻で「義和『無尽灯序』における澄観、宗密の影響」という題目で論文を発表した。なお、これらの他に、「『華厳普賢行願修証儀』甲本の著者について」、「浄源の『仁王経疏』について」、「呉越地域の華厳寺院-宋代華厳復興の一考察」などの論文が完成、近いうちに刊行する予定である。 ところで、本来、今年度中に、中国浙江省などで現地調査を実施する計画であったが、新型肺炎(SARS)の発生など予想もしなかった諸事情によって、計画を中断せざるを得なかった。新年度において、計画通り調査を実行しようと考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)