ハロー原子核反応のグラウバー模型による分析とハロー核子相関
Project/Area Number |
03F00023
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
鈴木 宜之 新潟大学, 理学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SARHAN Bandawy Abu?Ibrahim 新潟大学, 理学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ハロー原子核 / グラウバー模型 / ブレイクアップ / アイコナール近似 / 光学ポテンシャル / ^6He |
Research Abstract |
本年度の研究実績の概要は以下のようである。 1.アイコナール近似を用いて、^6He+^<12>Cの弾性散乱データの解析を行った。現実的核力から導かれた^6Heの波動関数を用いた。それはハロー核子相関を基本的に正しく記述しており、アイコナール近似により摂動を越えた効果を考慮しているので、ハロー核子が連続状態にブレイクアップする効果を評価することができる。ブレイクアップによる偏極ポテンシャルのエネルギー依存性を調べた。これから、いわゆるoptical limit近似の限界が入射エネルギーによってどのように現れるかを見いだすことができた。 2.ハロー原子核が重い原子核によって分解する場合には、核力以外にクーロン力が重要な作用をする。クーロン分解反応はハロー核の電気双極子遷移強度分布を知るために重要な情報を与えてくれる。クーロン分解反応をアイコナール近似のもとで扱う際の課題を、摂動論と組み合わせて解決することを試みた。また、ハロー核子が連続状態へブレイクアップするとき、占有状態への遷移を禁止すれば、平面波で近似してもよい精度であることを確かめた。これらの結果を近くまとめて発表する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)