Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
本研究の目的は,これまでの研究をベースとして,ユーザフレンドリーな舗装の設計維持管理システムを構築することである.そのため,環境条件と荷重条件のデータベース,パーフォーマンスモデル,構造解析等を整備する必要がある. 一方,平成13年4月に舗装構造令が改正され,それを受けて国土交通省令の施行,同年7月には日本道路協会から「舗装の構造に関する技術基準・同解説」が発刊され,舗装の設計に理論解析を取り入れることが可能になった.舗装を解析的に設計するためには,荷重,構造寸法,材料特性の情報とそれらを考慮した解析ソフトが必要となっている. このような流れの中で,我々が開発してきた舗装の構造解析ソフトGAMESが一躍注目され,このソフトにプリ・ポストを付けウィンドウズ化を図った.さらにこのソフトの解析精度検証,改良を進めている.開発されたソフトは,国内外からの利用希望者が予想を遥かに越えるほど多く,現在ホームページで公開している.土木学会舗装工学委員会の活動として,本ソフトで利用している理論を整備し,出版することが決まり,そのために必要な作業が進行している. また,舗装構造診断にFWDと呼ばれる非破壊試験機が用いられており,その測定データを利用した静的診断ソフトの開発が国内外で行われてきた.従来の診断ソフトの欠陥が近年指摘されるようになってきた.研究代表者の研究室では,静的診断ソフトだけでなく計測データを忠実に反映できる動的診断ソフト(DBALM)の開発を進めてきたが,その改良が共同研究で進行中である.これらは,2件の論文になり掲載が決まっている. Maina氏は,これらのソフトの開発に積極的に取り組んだだけでなく,国際会議における成果の発表と討議を通して,これらが対外的にも高い評価が得られるような貢献を行った.
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