昆虫の卵黄蛋白質の形成と制御機構の分子生物学的解明
Project/Area Number |
03F00114
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
植物保護
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
竹田 真木生 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TUFAIL Muhammad 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | ビテロジェニン / ビテロジェニン受容体 / 卵黄蛋白質 / ワモンゴキブリ / 昆虫 / 卵形成 / 害虫防除 / エンドサイトーシス |
Research Abstract |
・昆虫の生殖腺成熟にはいくつかの機構とステップが存在する。われわれはこれまで、2種のゴキブリの卵黄タンパク質の前駆体として脂肪体で形成される、ビテロジェニンの遺伝子構造を明らかにしようとし、ワモンゴキブリとマデレゴキブリの3種のビテロジェニン遺伝子のクローニングをおこなった。今回は、マデレゴキブリのビテロジェニンの多型を検出する抗体を2種類作成した。 ・ワモンゴキブリのビテロジェニン受容体遺伝子のクローニングをおこなった。これは昆虫では3種目のビテロジェニン受容体で、不完全変態昆虫としては初である。この遺伝子から推察されるタンパク質はLDLR(low density lipoprotein受容体)ファミリーに属し、in situ hybridizationの結果、転写産物が卵巣に発現することを確認した。この遺伝子は不完全変態昆虫では最初のもので、力とショウジョウバエのビテロジェニンおよび卵黄タンパク質と34%と36%の相同性を示した。細胞質部分の構造もLDLRより昆虫のものと似ていた。この一部のペプチド構造に対して抗体を作成した。 ・"Reproductive Biology of Invertebrates"と言う教科書の1章を執筆した。
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Report
(1 results)
Research Products
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