Project/Area Number |
03F00195
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
渡邊 靖志 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KHAN Md. Harunor Rashid 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | CP非保存 / 小林・益川機構 / 標準理論 / 物質・反物質間の対称性の破れ / Bファクトリー / B中間子 / カビボ・小林・益川行列 / Belle実験 |
Research Abstract |
Khan氏は平成15年11月24日に来日し、しばらくは環境を整えるのに時間を費やした。もともとBelle実験で博士号を取得したとは言え、当時は測定器の建設段階であり、数年間のブランクもあったので、現在は、Belle解析システムにも慣れ、φ2の測定に向けて研究をスタートさせた段階である。 Khan氏は、来日前からネットワークを通じてBellenoteや論文を勉強して来ただけあって吸収は早く、Belleメンバーからφ2解析に必要なフレーバータグの方法やコンティニューム(bクォーク以外のクォークの生成)の抑制の改善版などのノウハウを身につけ、さらに改良可能かどうか試すことにしている。(終状態がありふれたπ中間子なので、コンティニュームからのバックグランドの抑制がとくに重要である。) 当初の予定ではKhan氏はB中間子のρπ崩壊モードを中心に解析する予定であったが、別のメンバーがこのモードにりいて既にかなり解析を進めていたため、a_1πモードを主に解析してφ2測定に挑むことになった。現在、そのモードを抽出するプログラムを作成中である。a_1πモードは最終状態に4つのπ中間子を含み、その内の一つはπ^0であるので、さらに解析が困難であるが、どのくらいの感度が得られるかなどのモンテカルロスタデイも進めているところである。したがって、まだ結果を得るまでには至っていない。 発表論文は、研究代表者他のこれまでのものであり、Khan氏が直接貢献した発表論文はまだこれからである。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)