国際間移動を目的とした良質ヤギ胚作出法の開発に関する研究
Project/Area Number |
03F00338
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
応用動物科学
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
田谷 一善 東京農工大学, 農学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MEDAN Mohamed Sabry 東京農工大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ヤギ / 胚 / 卵胞 / 妊娠診断法 / 卵巣嚢腫 / 超音波診断装置 / インヒビン / インヒビンワクチン |
Research Abstract |
本研究では、発情周期を回帰する18頭のシバヤギを使用した。超音波画像診断により少なくとも一つの黄体を確認した後、PGF2αのアナログ125μgを1回投与して発情を同期化した。雌ヤギは、雄と交配後0、7及び21日目にプロジェステロン測定用に採血した。実験群は、発情期に2回雄と交配し(グループI ; n=12)、対照群は交配を行わなかった(グループII ; n=6)。超音波画像診断は、経直腸あるいは腹壁から7.5あるいは5MHzのプローブを用いて、リアルタイムBモードで行った。雌ヤギは、PGF2α投与後、平均56.0±2.7時間後に発情を示した。本研究の結果から、血中プロジェステロン測定法による妊娠診断の確立は、妊娠21日において妊娠ヤギでは80%、非妊娠ヤギでは100%であった。胎胞は、平均妊娠20.2±0.6日齢に確認された。妊娠の進行に伴い胎胞は増大し、胎子は妊娠24.3±0.7日で確認された。胎盤節は、妊娠34.5±1.0日で小さな結節(0.7±0.2cm)として認められた。妊娠2ヶ月で頭蓋、胸郭および長骨などの骨格構造が確認された。長短の頭頂骨長、胸郭長、長骨長を胎齢の指標とすることが可能であった。超音波画像診断による妊娠60日における胎子数の確認率は91.7%であった。本研究の結果から、血中プロジェステロン測定法は、妊娠21日目で妊娠診断法としての使用可能であるが、超音波画像診断は、胎子の心拍を確認できることから、より有効な方法であろうと判定された。また、胎子の数と胎子の妊娠日齢の判断は、超音波診断によってのみ可能であることが確認された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)