コーポレートガバナンスと中小企業について税務・財務・環境問題を取り上げ日独の比較を行う。
Project/Area Number |
03F00784
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
経営学
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Research Institution | Osaka University of Economics |
Principal Investigator |
田渕 進 大阪経済大学, 経営情報学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ビーブンロット ラルフ 大阪経済大学, 経営情報学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | コーポレートガバナンス / 中小企業 / ドイツ / 金融・財務 / M&A / 商法改正 / ベンチャーキャピタル |
Research Abstract |
平成15年10月より共同研究を始めて半年になるが、この間の進捗状況の概略はつぎのようである。10月には経営財務学会全国大会においては昨年に続き統一論題とシンポジウムにおいて「コーポレートガバナンス」が討議されたが、これらの議論に参加して学会参加者との交流を深めた。本年度はコーポレートガバナンスと中小企業について特に金融ないしは財務の観点から調査することを目的としている。このため、図書館および中小企業・経営研究所においての資料の整備状況を点検した。また、本学中小企業・経営研究所を通して、今回関西大学に滞在中のシュトルツ教授の研究会と講演会に出席し情報交換を行った。この他、経営学会関西部会と中小企業学会関西部会にも参加し、2月にはドイツ-日本研究所主催、ドイツ大使館および東京商工会議所後援の国際会議「コーポレート・ガバナンス・システム-ドイツと日本の比較」に参加した。 研究者は研究成果を論文として報告している。最初の英文論文は最近の日本における商法改正がコーポレートガバナンスにどのように関係しているかを論じている。二番目の論文ははじめての日本語論文であり、コーポレートガバナンスと合併・買収の関係について日本におけるドイツの製薬会社の実状とともに報告している。三番目は中小企業の金融環境についてドイツと日本の統計結果の比較をしている。日本語で論文を書くことは外国人にとって相当な苦労であり、まだ十分に真意を表現するに至っていないが、執筆の回を重ねることにより上達する段階である。 この他、知己である村松司叙教授、宮本順二朗教授との交流もあり、京都商工会議所の訪問も行い、さらに、神戸大学現代経営学研究会の「ベンチャービジネス」ワークショップへの参加を予定している。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)