Project/Area Number |
03F03062
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
自然災害科学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松波 孝治 京都大学, 防災研究所, 助教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ZHANG Wembo 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 動力学的破壊過程 / 傾斜断層モデル / 台湾集集地震 / 強震動予測 / アスペリティ / 応力降下量 / すべり弱化 / 臨界すべり弱化変位量 |
Research Abstract |
Wenbo Zhang君は、JSPSの後半の一年間においては、前年度に開発した震源の動力学的傾斜断層モデルを1999年台湾集集地震に適用し近地の強震動が評価され,結果は国際誌GRLに発表された。 差分法(FDM)は,動力学的震源過程を含む震源の数値モデル化に広く使われてきたが,その理論的及び計算上の拘束条件から,使用される断層モデルは,無限媒質内の水平断層や垂直断層のような断層面がFDM格子に平行である場合に強く制限されて来た。しかしながら,最近の観測及び運動学的逆解析結果によれば,広く地震現象を説明するには,曲がったり屈曲したような幾何学的により複雑な断層モデルを必要とする。従って,FDM格子に対して傾斜した断層面を持つ傾斜断層モデルを扱うための手法の開発が切望されていた。 本研究では,Pitarka(1999)によって開発された非一様格子間隔の3次元FDMを使って,傾斜断層モデルの動力学を解析する手法が提案された。この手法は,断層面を格子に対して一直線にさせる事無く,より現実的に複雑な幾何形状を持った断層モデルを扱うのに使用される事ができる。この手法の妥当性は,Madariaga他(1998)によって解析された動力学的震源問題の二つの場合,即ち,一つは均質弾性媒質内の円形断層の瞬間破壊モデル,もう一つは断層面上に局在化された円形アスペリティーから始まる矩形断層の自由破壊モデル,を試験することにより検証され,この手法を傾斜断層モデルの動力学的破壊過程の解析に使用出来ることが示された。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)