Project/Area Number |
03F03772
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
気象・海洋物理・陸水学
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
林 泰一 京都大学, 防災研究所, 助教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
VIJAPURAPU P. S.
VIJAPURAPU Prasad Srinivasa 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | アジアモンスーン / 季節内変動 / 年々変動 / GAME-Tropics / 南アジア / 気象衛星 / GAME-Tibet / MJO |
Research Abstract |
インド亜大陸やインドシナ地域の降雨現象の変動を調べることは水資源利用や洪水や干ばつなどの気象災害の立場から重要であるが、1998年から展開されたGAME (GEWEX ASIAN MONS00N EXPERIMENT)で蓄積された気象資料を基本として、その他の地上気象資料や衛星気象資料を利用して、南アジアおよびインドシナ地域の夏季モンスーン期の降水に関して、その年々変動や季節内変動を明らかにした。とくに、熱帯地域特有のMJOやDipole Momentと南アジアの降水との関係を統計的に明らかにした。これによって、南アジアやインドシナの降水予測に貢献できた。さらに、同様の解析をインドシナ半島についても拡大し、インド亜大陸とインドシナ半島との地域的な差を明らかにした。また、この2つの地域での差がお互いにどのような関係にあるのかについても解析を進めた。インド洋の海面水温などの海洋の資料を参照して、大気海洋相互作用の立場からも南アジア、インドシナの降雨の特徴を明らかにする。昨年度のGAME再解析資料に基づいた解析に引き続いて、より詳細なモンスーンの開始や終了を調べるが、そのためにインド気象局や周辺諸国の資料を収集した。ECMWFの再解析資料を使用して,過去50年間程度のモンスーンのonsetおよびwithdrawについて統計的に調べる。気象災害の発生とこれらのモンスーンの開始終了,エルニーニョなどとがどのように関わっているのかを調べた。これらの解析から、南アジアの降水現象が、局所的な洪水や干ばつなどの気象災害の発生とどのように関係したかについて、調査をする。これらの成果は、日本気象学会の春季大会、秋季大会で公表した。
|