Project/Area Number |
03J00150
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
医療社会学
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
樋口 桂 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 解剖学 / 特殊教育 / 触図 / 点図ディスプレイ / 解剖模型 / 医学教育 / 理療科 / 視覚障害 / 解剖学教育 / 立体コピー / 視覚障害者教育 / 心電図 / ポリグラフ / 触図製作のガイドライン / 蝕図(触察図) / 点図ディスプレイ(ピンディスプレイ) / 人体の骨格 |
Research Abstract |
1.盲学生向けの解剖図および模型の作成に関する研究。 理療科に所属して医学の基礎について学ぶ視覚障害者向けに、人体構造を理解させるため、骨・筋・神経・血管などを単純な線画で図案化された解剖模式図を作成する教材開発研究を行った。PCグラフィックソフトを用いて解剖学模式図を新たに作画して印刷し、立体コピー機を使って立体印刷を行った。本年度は、研究計画の最終年度として、これまで発表してきた解剖模式図を改変し、弱視の学生にも見やすく線の太さや、ドット模様や赤色を入れて見やすくするなど工夫を施して、大判プリンタでも拡大印刷した。これらの図は東洋療法学校協会編の解剖学教科書にも多数採用された。また、あはき講習会では同時に、独ソムソ社、ゼネラルサイエンス社と共に企画制作した上肢帯の運動器模型も公表した。 2.点図ディスプレイを用いて生体現象の経時的変化を触図示する試み。 理療科教育で生体反応の経時的変化をポリグラフで計測する際、盲学生の場合に即時的なグラフの変化が読み取れず、晴眼学生との間に格差が生じる不都合があった。そこで、グラフ波形と時間変化を盲学生に即時的に理解させるため、KGS社製の点図ディスプレイに、ポリグラフ波形を即時表示するソフトの製作を目指した。本年度は、これまで我々が開発した点図表示ソフトに「グラフに作画される計測線以下の部分をベタ塗り刷るコマンド設定」を作り、グラフ波形を線ではなく面の大きさとして表示する「面コマンド」を追加改定し、筑波大学の全盲学生を5名を被験者として心電図を表示させて波形の読み易さを調べた。その結果、グラフの波形の理解に面コマンドは有効と答えた学生は1名で、4名では有効性はないという解答を得た。本ソフトの改定は、多くの学生では有効性はなかったものの、線をたどることが苦手な学生にとっては面でたどらせ、線をたどることが得意な学生には線表示のままで使用できることは可能になった。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)