実在する人間の個性を模倣して演奏・作曲・編曲する仮想演奏者の実現
Project/Area Number |
03J01600
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
知能情報学
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
濱中 雅俊 (2004) 独立行政法人産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 特別研究員PD
浜中 雅俊 (2003) 独立行政法人産業技術総合研究所, 情報処理研究部門, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | Generative Theory of Tonal Music (GTTM) / グルーピング構造分析 / 拍節構造分析 / タイムスパン簡約 / ジャムセッションシステム / タイムスパン木 / リアルタイム化 / GA(遺伝的アルゴリズム) / 演奏者の振舞いの模倣 / 演奏者固有のフレーズの模倣 / 発音時刻ゆらぎの模倣 / 正準相関分析 / 隠れマルコフモデル / ボロノイ線図 / 局所自己相関 / Generative Theory of tonal Music (GTTM) |
Research Abstract |
音楽理論Generative Theory of Tonal Music(GTTM)の計算機上への実装 作曲・編曲プロセスを計算機上で実現するためには、音楽家の音楽知識を計算機上で実現する必要がある。本研究では、音楽知識の計算機上での実現の第一歩として、音楽理論GTTMを計算機上に実装した。GTTMは、グルーピング構造分析、拍節構造分析、タイムスパン簡約、プロロンゲーショナル簡約の4つからなるが、そのうちタイムスパン簡約までの3つを実装した。これは、GTTMによる音楽構造分析を計算機上で自動化した世界で初の例である。 1.GTTMの計算機上への実装 GTTMは複数のルールからなる音楽理論で、計算機上への実装が有望視されていたが、1)ルールの優先順位が決まっていない、2)ルール自体があいまいである、という2つの問題によりこれまで実装が困難であった。このような問題を解決するため、ルールを定式化するとともに、ルールの優先順位を決める調節可能なパラメータを導入し、計算機上への実装を実現した。 2.自動パラメータチューニング 1.で実装したシステムは、ルールの優先順位を決める調節可能なパラメータを手作業で調節(1曲約10分)する必要があった。そこで、GA(遺伝的アルゴリズム)を用いて自動でパラメータチューニングできるようにした。 3.GTTMのリアルタイム化 リアルタイムで動作するジャムセッションシステム上でGTTMに基づく音楽分析を実現するためには、GTTMをリアルタイムに対応させる必要がある。GTTMはもともと楽譜を分析するための理論であるため、リアルタイムでの音楽分析を想定して作られていない。現在、リアルタイムでの動作に対応できるようにGTTMの理論自体の改良を試みている。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)