Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
本研究は,東京都老人総合研究所・身体機能系運動科学研究グループの「高齢期の身体活動と健康に関する学際的縦断研究」の一部である.平成17年度は,以下の観点から研究を実施した. 1.「高齢者の健康関連QOLと身体活動の関係」 本研究では,加速度センサー付体動計を装着している高齢者を対象に,総合健康調査票から得られた健康関連QOL指標と客観的な身体活動レベルとの関連を検討した.分析の結果,男性,女性ともに低い身体活動レベルは,低い健康関連QOL得点を示した.具体的には,男性約5500歩,女性約4500歩以下の身体活動群は,それ以上の群と比べて有意に健康関連QOL得点が低かった.本研究結果は,Journal of Aging and Physical Activityに投稿し受理された(Yearlong Physical activity and health-related quality of life in older Japanese adults : Cross-sectional data from the Nakanojo study, in press). 2.「高齢者の身体活動特徴」 本研究では,加速度センサー付き体動計によって測定された1年間の客観的な身体活動データを基に,高齢者の身体活動に対する性別,年齢,季節変動の影響を検討した.分析の結果,高齢者の身体活動は,男性は女性と比較して多いこと,年齢とは負の相関が示されること,春秋で最も多くなり冬で最も少なくなることなどが示された.本研究結果は,Journal of Aging and Physical Activityに投稿し受理された(Sex, age, season, and habitual physical activity of older Japanese : the Nakanojo Study, in press). 3.「日本人高齢者に適した新しい身体活動調査票の開発」 本研究では,加速度センサー付体動計を用いた身体活動の客観的データや,先行研究から得られている身体活動との間接的基準変数などを利用して,総合健康調査票から得られた身体活動調査票のデータの信頼性,妥当性などについて検討した.その結果,開発した身体活動調査票は,加速度センサー付体動計から得られた客観的な身体活動量と有意な中程度の相関を示した.また,身体活動に関連があるとされている人口統計学的要因との関連も確認され,調査票の間接的妥当性が支持された.本研究結果は,「Development and evaluation of the physical activity questionnaire for elderly Japanese (PAQ-EJ):the Nakanojo Study」としてまとめ,国際誌に投稿中である.
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