Project/Area Number | 03J02226 |
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
環境保全
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Research Fellow |
平井 康宏 独立行政法人国立環境研究所, 循環型社会形成推進・廃棄物研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed(Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost : ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003 : ¥1,100,000 (Direct Cost : ¥1,100,000)
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Keywords | 廃棄物 / 統合評価 / モデル / サブスタンスフロー解析 / 臭素系難燃剤 / PBDE |
Research Abstract |
物質循環・廃棄システムの統合評価手法の主要構成要素である環境運命・曝露モデルの開発とその応用を中心に研究を進めた。研究成果の公表(学会発表、論文投稿)につとめ、口頭4件、ポスター2件の学会発表を行い、4報の査読付き論文を投稿した(3報掲載済、1報審査中)。 化学物質への曝露量とヒト組織中濃度との関連を記述するモデルとして、1BOX型の一次反応速度モデルを作成し、アジア埋立地周辺の汚染の解析に応用した。また、埋立地での非制御燃焼によるダイオキシン類の排出係数を推定するため、埋立場を模擬した条件での燃焼実験を行った。モデルの臭素系化合物への適用範囲拡大や、生態リスク評価を念頭に入れた拡張をはかるため、関連研究の情報収集を行った。 社会システムにおける物質循環モデルの構築に関連し、自動車シュレッダーダスト資源化・再利用施設ならびに粗大ごみ破砕処理施設においてフィールド調査を行った。自動車シュレッダーダスト資源化・再利用施設としては、電炉での燃料代替を行っている沖縄県拓南製鉄において現場視察を行うとともに、燃料化されたシュレッダーダスト、電炉スラグ、排ガスのサンプリングを行った。粗大ごみ破砕処理施設については、京都市破砕処理施設において、破砕ダストや廃繊維製品サンプルの採取・投入物の目視記録を行い、物質収支把握のための調査を進めた。特に繊維製品に使用される臭素系難燃剤については、繊維製品サンプルの臭素含有量・難燃成分(PBDEs,HBCD)分析や、関連統計による市場シェア推定をもとに、サブスタンスフローモデルの精度向上をはかった。
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Report
(1results)
Research Products
(3results)