住宅におけるエネルギー消費構造の分析と新型熱源導入可能性の検討
Project/Area Number |
03J02848
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
建築環境・設備
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Research Institution | Building Research Institute |
Principal Investigator |
前 真之 独立行政法人建築研究所, 環境研究グループ, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | エネルギー / 住宅 / 空調 / 給湯 / 家電 / 熱移動 |
Research Abstract |
応募時に提出した年次計画に基づき、以下の研究課題を遂行した。 (1)実住戸における消費エネルギーの実測調査 実住戸6世帯における消費エネルギーの計測 関東の6住戸について、電気・ガス・灯油の消費状況を詳細に計測し、消費エネルギーの用途別内訳や住戸差・季節変動について、重要な知見を得ることができた。 実住戸3世帯における給湯消費の計測 関東の3住戸において給湯の消費状況を詳細に計測し、高齢世帯においては給湯消費が少なくなる傾向などが明らかになった。また、給湯消費については既往の実測データの再整理を行い、その平均や変動について重要なデータを得た。 (2)多数の住戸を対象とするアンケートによるエネルギー消費に関する調査 全国の4000住戸における消費エネルギーに関するアンケート調査 全国の住戸において、消費エネルギーの検針値や生活行動についてアンケートを通して調査を行った。検針値からの消費用途の推定・分離、生活行動と消費エネルギーとの関係の分析を通し、有効な知見を収集することができた。 (3)集合住宅における暖冷房要因に関する実験・実測 実大の試験用集合住宅における熱移動に関する実験 建築研究所に設置されている実大の試験用集合住宅において、上下左右の隣接住戸の空調条件が空調負荷に与える影響を、実験を通し把握した。その結果、隣接住戸の空調状況の変化による影響は大きく、住戸間の断熱は簡易であっても効果が大きいことが示された。 上記の研究活動により、1年度の年次計画をほぼ達成することができたと考える。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)