Project/Area Number |
03J04240
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
心光 世津子 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | セルフヘルプ・グループ / アルコール依存症 / 断酒会 / Alcoholics Anonymous / 臨床文化 / 医療社会 / 臨床社会学 / 精神保健 / 医療社会学 / アルコホリズム |
Research Abstract |
本年度は、下記のようにフィールドワークおよび学術大会での研究報告、原稿執筆をした。 1)研究成果の発表:わが国において飲酒行動がどのように「病い」として認識され、アルコール専門医療が作り上げられてきたか、それがアメリカとどのように異なっているかをまとめ、「アルコール依存症と医療化」と題する論文を、森田洋司・進藤雄三編『医療化のポリティクス』学文堂に寄稿した。現在、校正刷を待っている段階である。2005年6月1日には、Canadian Sociology and Anthropology Association(カナダ社会学人類学学会)の大会にて、日本の断酒会とトロントのAAの比較をおこない、セルフヘルプ・グループでのメンバーらの相互行為に影響を与える社会的文化的背景について報告した。ディスカッションでは、相互行為の記述について示唆を得ることができた。また、ギャンブル依存の研究をしている研究者からは、アディクション問題を抱える家族の国際比較研究について聞くことができ、今後の分析へのヒントを得た。 2)フィールドワーク:2005年5月27日から7月6日にかけてカナダ・トロント市に渡航し、市内のAAで参与観察を行い、前年にインタビューを行った対象者らのその後の様子についてフォローすることで、インタビューデータのより深い理解をすることができた。また、6月30日から7月3日には同市で行なわれたAA世界大会に参加し、アメリカ、韓国、ドイツ等のメンバーとも交流し各国のAAについて情報を得た。また9月には福岡で開催されたAA全国大会に参加し、アジア諸国のAA代表が集うシンポジウムでは異文化で作られたAAの適用にともなう障壁が議論され、国際比較のためのヒントが得られた。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)