Project/Area Number |
03J08007
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
作物学
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
河野 律子 九州大学, 農学研究院, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | イネ / 浮イネ性 / 節間伸長 / QTL(量的形質遺伝子座) / 集積系統 / 高精度連鎖解析 / マップベースクローニング / DNAマーカー / 浮稲性 / 準同質遺伝子系統 / QTL / マッピング |
Research Abstract |
本研究では,浮イネ性を節間伸長開始時期と増水条件化における節間伸長能力に分けてとらえ,それらを最低伸長節間(Lowest elongated internode)の位置(LEI)と節間伸長速度(Rate of internodal elongation)(RIE)を用いて評価している.これまでに,日本型品種台中65号(T65)とインド型バングラディシュ産浮稲品種BhaduaのF_2集団を用いて浮イネ製に関するQTL(量的形質遺伝子座)解析を行い,LEIに関して染色体3と12に1つずつQTLを検出し,それぞれqLEI3,qLEI12とした.また,RIEに関しては染色体1と12に1つずつ検出し,それぞれqRIE1とqRIE12とした.なお,qRIE1はqLEI12とほぼ同位置に検出された. 1.LEIに関するQTLの集積系統の作出と評価 qLEI3およびqLEI12の準同質遺伝子系統(NIL)を高配したF_1から得られたF_2336固体からDNAマーカーを用いてqLEI3とqLEI12の両方を保有する集積系統を選抜し,浮イネ性の評価を行った.用いた個体数が少なかったものの,得られたデータから,qLEI3,qLEI12それぞれを単独で保有するときよりも集積系統ではLEIが下がり,qLEI3とqLEI12は互いに相加的に働くと考えられた. 2.qLEI12のマップベースクローニングに向けた高精度連鎖解析 (1)新しい評価方法の確立 LEIの代替法として,播種後節間伸長開始までの日数を用いる評価方法を確立した.この方法を用いることにより,LEIではおよそ2であったT65とqLEI12の差を,日数ではおよそ30日の差に引き伸ばすことができ,表現型の区別をより明確にすることができるようになった.このことは,高精度連鎖解析を行う際に非常に有利となった. (2)qLEI12の候補領域の絞込み (1)の評価方法を用い,qLEI12の候補領域を約114kbpに絞りこんだ.
|
Report
(3 results)
Research Products
(4 results)