ヘリカル系プラズマにおける運動論的電磁流体モード及びドリフト波の線形安定性解析
Project/Area Number |
03J08111
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
核融合学
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
山岸 統 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ジャイロ運動論 / 線形安定性 / ヘリカル / トカマク / ドリフト波 / 運動論的シアアルベン波 / ヘリカル系 / 運動論的バルーニングモード / 局所解析 / LHD |
Research Abstract |
本年度は、昨年度から引き続き、線形ジャイロ運動論に基づく静電・電磁モード解析用バルーニング固有値コード,Gorillaの作成およびその運用を行っている.Gorillaコードは,ジャイロ運動論に基づき,MHDモデルでは扱えないドリフト波や,MHD的モードの運動論的取り扱いが可能である.またモデル磁場による解析的MHD平衡のみならず,MHD平衡コードの計算結果を入力として利用することにより,実験を意識したより現実的な閉じ込め配位における解析が可能である.他のジャイロ運動論コードに比較して優位な点として,固有値問題による定式化を採用することによって,電子,イオンの質量比に関わる粒子間の時間スケールの相違が数値的な問題とならないため,典型的ドリフト波であるIon temperature gradient modeのみならず,電子系のモード,Trapped electron mode,Electron temperature gradient modeを容易に扱うことができることが挙げられる.関連して,複雑な磁場配位を持つヘリカル系プラズマを対象とした解析に対して,従来十分な解析がなされているといえないヘリカル捕捉電子の役割などを明らかにすることができると期待される.また理論解析のみならず,実験データを用いた実験解析も進めている.これにより,実験的に観測される非線形状態での物理に対して,線形理論がいかなる情報を与えうるかということもまた,明らかにしていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)