Project/Area Number |
03J08961
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
水産学一般
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Research Institution | 東京水産大学 |
Principal Investigator |
朴 賛日 東京海洋大学(東京水産大学), 海洋科学技術研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ヒラメ / サイトカイン / リンパ球 / リンパ球表面抗原 / サイトカインレセプター |
Research Abstract |
ヒラメより、Tリンパ球抗原認識レセプター(TCR)補助レセプターで、TCRの抗原認識を細胞内にシグナル伝達するCD3εをコードするcDNAが得られた。CD3εのcDNA全長は1037bpで、164アミノ酸をコードしていた。ヒラメCD3の推定アミノ酸配列を既知の生物のCD3のδ、εおよびγ鎖と比較したところ、いずれも相同性は25%前後であった。ヒラメCD3にはCD3の特徴であるCXXCXE(N) motifが細胞外領域に存在しており、Immunoreceptor tyrosine-based activation motif (ITAM)配列が細胞内領域に存在し、ほ乳類のもものと類似の構造を示した。さらに、ヒラメCD3*の細胞外領域には4つのシステイン残基が保存されていた。CD3*遺伝子は、ゲノム上に単一遺伝子として存在していた。両遺伝子とも、白血球を含む組織で高い発現が認められ、白血球の34.9%で発現していた。 ヒラメより、腫瘍細胞および病原微生物感染細胞等の異常細胞に対するアポトーシス誘導ならびに免疫細胞の増殖・活性化に関与している腫瘍壊死因子レセプター(tumor necrosis factor receptor:TNFR)ファミリーに属するCD40、TNFR-1(CD120a)およびTNFR-2bのcDNAをクローン化した。CD40、TNFR-1およびTNFR-2のcDNAはそれぞれ1,940bp、2,730bpおよび2,050bpよりなり、300、395および483アミノ酸残基をコードしていた。CD40およびTNFR-2は、ほ乳類と同様に4つのcysteine rich domain (CRD)で構成されていた。TNFR-1では細胞外領域が3つのCRDより構成され、4つのCRDで構成されているほ乳類とは異なる構造であった。
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