Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
近年,インターネットトラヒックが急増している.そのため,高速,大容量な通信の研究が盛んに行われている.さらに,アクセス網の高度化に伴い,マルチメディアサービスは多様化し,マルチキャストトラヒックへの対応は非常に重要である.そのような要求を満たすネットワークとして,WDMネットワークが注目を集めている.WDMネットワークでは,小・中規模ネットワークに適したWDMリングネットワーク,大規模ネットワークに適した光バースト交換(OBS),ラベルスイッチング技術(MPLS)に関する研究が盛んに行われている.本研究では,マルチメディア通信に適したネットワークの構築を目的とし,それぞれのネットワークにおける伝送システム,伝送方式を提案した. まず,WDMリングネットワークにおいては,動画像のようにバースト性を有するトラヒックに対応するための伝送方式,マルチキャスト通信に適した伝送方式を提案した.これら研究により,WDMリングネットワークにおいて効率よくマルチメディアトラヒックを転送できることを示した. また,OBSネットワークにおいて問題となるバッファ量を削減することができるTSOBSネットワークにおいて,パケット棄却率特性の改善を図ったスケジューリングアルゴリズムを提案した.このスケジューリングアルゴリズムを用いることにより,コアネットワークにおいて帯域使用効率を向上させることができ,ネットワーク内でのパケット棄却率を軽減できることを示した.さらに,優れたパケット棄却率特性が得られるOCBSネットワークにおいて,宛先ルータまでのホップ数に依存しないバースト信号生成方式を提案した.
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