Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Research Abstract |
1.疫学研究において身体活動量を定量可能な標準的な評価方法の確立 今年度は、地域住民(n=888)と都市部の大学生、病院勤務の看護師(n=650)を対象に、身体活動質問紙(JALSPAQ)の再現性の検討と加速度計による活動の連続性を評価するプログラム開発を行った。質問紙の再現性については、昨年度に引き続き健診を受診した地域住民を対象とした。質問紙ならびに加速度計による総消費エネルギー量、歩数の相関係数は、それぞれr=0.51,r=0.88,r=0.77であり、再現性は良好であった。加速度計を用いた活動の連続性評価については、4秒ごとの強度値(0-9)データをもとに、"0"以外の強度信号が連続10分以上継続している場合を1クラスターとして、1日に何クラスターあるかを判別し、その開始および終了時間、連続時間を抽出できるプログラムを作成した。 2.疫学研究ベースライン調査における身体活動評価(質問紙JALSPAQによる) 全国33施設、12万人を対象とする日本動脈硬化予防研究基金・統合研究(JALS)のベースライン調査で実施された身体活動調査の登録作業ならびに解析作業を引き続き行った。身体活動調査については、2006年2月末現在、82,401件の登録が完了し、データチェック等が完了した46,475件を対象に、総消費エネルギー量の4分位と循環器疾患のリスクファクターとの関連を検討した。高血圧(JNV-VIIステージ1以上)、高脂血症、糖尿病、肥満(BMI≧25)について、活動量の最小4分位を基準とする最大4分位の年齢調整済みオッズ比(95%CI)は、男性で、高血圧0.88(0.81-0.95)、高脂血症0.78(0.65-0.93)、糖尿病0.79(0.66-0.95)、肥満0.93(0.85-1.01)であった。女性についても同様の傾向であった。
|