原始太陽系星雲内における難揮発性包有物の生成過程に関する実験的研究
Project/Area Number |
03J10423
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
岩石・鉱物・鉱床学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 睦美 (小松 睦美) The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥4,878,292 (Direct Cost: ¥4,878,292)
Fiscal Year 2007: ¥557,292 (Direct Cost: ¥557,292)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,021,000 (Direct Cost: ¥1,021,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 隕石 / 変成 / 炭素質コンドライト / 難揮発性包有物 / EBSD / 惑星物質科学 / コンドライト |
Research Abstract |
CVコンドライト隕石は、炭素質コンドライト種の中でも最も数多く見つかっている隕石種であり、その中に含まれる物質にそれぞれの形成過程については多く研究がなされている。しかしながら、そえぞれの隕石の鉱物学的特徴にはバリエーションがある為、CVコンドライトの母天体モデルについては全く明らかになっていない。本研究では、惑星形成期における太陽系の進化を明らかにする為、CVコンドライト母天体の形成・進化モデルについて検証した。 本研究の特徴は、これまで全く研究されることのなかったY-86009CVコンドライト隕石の鉱物学的特徴に着目した点である。CVコンドライトは、これまで酸化的Allendeタイプ、酸化的Baliタイプ、還元的タイプの3種類あると考えられていたが、Y-86009隕石はどのタイプにも当てはまらず、3種の中間的存在であることが明らかになった。このことは、3種類がそれぞれ関連しており、各タイプは一つの母天体上で分化されたことを示唆している。また、固体物質が形成された後の2次的変成の場所については、星雲内vs.母天体上と議論が分かれているが、Y-86009隕石の特徴は、変成が母天体上で起こったことを支持する結果を示した。本研究においてY-86009隕石と他のCVコンドライト隕石の鉱物学的特徴を系統的に比較研究し、CVコンドライト母天体モデルを考察した結果を、学会に於いて発表した。
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Report
(5 results)
Research Products
(21 results)
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[Journal Article] Amoeboid Olivine Aggregates and Related Objects in Carbonaceous Chondrites : Records of Nebular and Asteroid Processes2004
Author(s)
Krot A.N., Petaev M.I., Russel S.S., Itoh S., gan T., Yurimoto H., Chizmadia L., Weisberg M., Komatsu M., Ulyanov A.A., Keil K.
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Journal Title
Chemie der Erde Geochemistry 64
Pages: 185-282
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