Project/Area Number |
03J11895
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
生物形態・構造
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 礼子 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Dullard / 神経 / アフリカツメガエル / 前腎 |
Research Abstract |
アフリカツメガエルやほ乳類培養細胞を用いて、新規遺伝子"Dullard"の機能解析を行った。 DullardがBMPシグナル経路を負に調節するホスファターゼであることを明らかにし、その作用機構を明らかにするためにさらに研究を行った。アニマルキャップアッセイやWestern解析などを行った結果、DullardはBMPリガンドによるSmadl/5/8のリン酸化は抑制するが、恒常的に活性型のBMPタイプIレセプターによるSmadl/5/8のリン酸化は抑制しないことを明らかとした。さらにDullardがBMPレセプターの存在量を減少させていることを明らかとした。また、DullardとBMPレセプターとの相互作用についても免疫沈降法を行い解析した。その結果DullardはBMPレセプターと複合体を形成できることが明らかとなった。また、リン酸化タンパク精製を行い、DullardによってBMPタイプIレセプターのリン酸化状態も減少していることを明らかにした。これらのことからDullardはBMPレセプターの脱リン酸化と分解を促進するホスファターゼであり、BMPを負に調節していると考えられる。 この内容の一部についてオーストラリアで行われた国際発生生物学会にて発表を行った。さらに現在、論文を作成し、投稿中である。 また、アフリカツメガエルにおける前腎形成についても解析を行い、前腎形成に関与する因子の解析を行った。
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