モンゴル遊牧民の定住化に伴う階層分化-新たに形成された宗教的共同体を手がかりに-
Project/Area Number |
03J52121
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Religious studies
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
滝澤 克彦 東北大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | モンゴル / 遊牧 / 定住化 / 階層形成 / 社会主義 / 宗教 / 社会関係 / 居住関係 / 貧困 / 移住 / 都市化 / 生活空間 |
Research Abstract |
前年度の1月から3月にかけて行ったフィールドワークの資料をもとに、モンゴル遊牧社会の定住化と都市化に伴う階層形成と宗教の問題について分析し、その結果について2004年6月6日、印度学宗教学会第47回学術大会(高野山大学)において「モンゴルにおける家庭内祭祀の動態-遊牧から都市化へ-」と題する発表を行った。さらに、6月7〜11日には、国立民族学博物館にてモンゴルの社会階層と宗教についての資料を収集した。 6月12日には「宗教と社会」学会第12回学術大会(大阪大学)にて「ポスト社会主義モンゴルにおける宗教-定住・都市化・グローバリゼーションのなかで-」と題する発表を行う。また7月12日には、21世紀COEプログラムCSSI第10回ワークショップにおいて発表を行った。 これまでの研究では、1990年の民主化以降生じてきた社会変化とそれに伴う階層形成の問題を概括的に調査・分析してきた。それに対し、次の段階として、特定の人々の社会的孤立が貧困層形成の原因になっていること、さらに外来の諸宗教団体が、そのような人々が社会的ネットワークを再形成するための場として機能していることに注目し、個別の宗教団体とその信者に対する具体的かつ詳細な調査の準備を進める。 10月6日〜12月3日に行ったウランバートル市での現地調査では、特定の宗教団体に対する聞き取り調査を行い、同時に信者に対するアンケート調査の準備と配布を行った。 この調査結果の一部を踏まえ、12月20日に21COEプログラムCSSI第22回ワークショップにて発表をした。 配布したアンケート用紙を2005年3月14〜18日までの渡航時に回収、以降その分析作業に取りかかっている。また、これまでの研究成果の一部を雑誌『宗教と社会』11号(6月刊行予定)に「モンゴルにおける家庭内祭祀の動態-社会主義体制下の宗教統制を経て-」と題する論文を発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)