フランスの対アフリカ政策-その改革と政治社会意識-
Project/Area Number |
03J53091
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Politics
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
加茂 省三 慶應義塾大学, 大学院・法学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | フランス / アフリカ / 対外政策 / 市民社会 / 開発援助 / 安全保障 / コートジボワール / 仏語圏アフリカ / 外交 / 政治社会意識 / フランス:アフリカ / 政治学 / 国際政治学 |
Research Abstract |
9月に実施した海外調査(フランス)の成果等によって今年度得た知見としては、フランスのアフリカ政策の改革がもはや後戻りできない段階にまで至っていること、とりわけアフリカ政策の開発援助の分野では、市民社会との連携によって新たな活路を見いだそうとしていることがより明確になったこと、その一方、安全保障の分野では、コートジボワール情勢への対応にみられるように閉塞状況にあること明らかとなった。具体的な成果としては、フランスのアフリカ政策の改革をまとめた論文「主要国の対アフリカ・アプローチの比較」(共著、『国際問題』2004年8月、No.533に所収)を公表した。また、平成16年2月に慶應義塾大学21COE-CCCの欧文雑誌、Journal of Political Science and Sociology, No.1で公表した仏語論文、《La politique afhcaine du Japon : nouveau venu sur le continet》を発展させる形で、《D'un engagement economique a un engagement politique : Une nouvelle orientation de la politique africaine du Japon》を執筆し、同論文は仏雑誌Afrique contemporaine, No,212に掲載予定である。さらに、本研究課題に関連して、以下の3度の学会報告を行った。「コートジボワール危機へのフランスの対応」(日本アフリカ学会、中部大学、5月)、「フランスによる仏語圏アフリ力諸国の安全保障-親仏政権の従属から離反へ」(日本国際政治学会アフリカ分科会、10月)、「フランスのアフリカ外交の改革と市民社会」(日本政治社会学会・21COE-CCC院生報告会、慶應義塾大学、11月)。右報告のうち、10月および11月の報告に関しては、海外調査の成果を含んでいる。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)