タイトジャンクション構成タンパク質クローディンの動態についての解析
Project/Area Number |
03J61551
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
細胞生物学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松田 美穂 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 上皮細胞 / 細胞接着装置 / タイトジャンクション / バリアー / 細胞運動 / 細胞接着 / 細胞生物学 / エンドサイトーシス |
Research Abstract |
タイトジャンクション(TJ)は上皮細胞に特有の細胞間接着装置の1つである。本研究ではTJストランドの主要構成要素であるクローディンの動態を生細胞を用いて解析し、細胞運動に伴うTJのダイナミックな動的制御機構の解明を目的としている。昨年度の研究によって、上皮細胞シートの動きに伴ってクローディンが他のTJ構成因子とは異なる動態を示すことを明らかとした。本年度は、このような挙動を制御している分子メカニズムの詳細を明らかにすることを目標とした。細胞接着部位には多くのタンパク質が局在している事が報告されているが、そのあまりの複雑さ故に得られる知識は断片的である。昨年度より緑色蛍光タンパク質との融合タンパク質を用い、様々な細胞接着部位に存在するタンパク質の動態を観察する過程の中で、システムとして生細胞でのタンパクの動態を観察する系を立ち上げてきた。その観察系をさらに発展させ、細胞接着部位に存在するタンパク質を網羅的に同定するスクリーニング系を確立し、細胞間接着を包括的に理解する第一歩とする事を試みた。その結果、細胞内アクチン骨格を制御する因子や、神経終末に局在が報告されている因子、特定の一群の上皮細胞、内皮細胞の細胞接着部位にのみに存在する因子などを新たに同定する事ができた。今後さらに新たな因子の同定を試みるとともに、それらがTJの動的制御にどのような影響を及ぼすかについて、解析を進めたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)