Project/Area Number |
03J61588
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
応用分子細胞生物学
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Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
東條 繁郎 福山大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Bacillus subtilis / branched-chain amino acids / TnrA / CodY / CcpA / nitrogen metabolism / carbon metabolism / extracytoplasmic function / negative regulation / nitrogen starvation / positive autoregulation / sigma factor / sigY operon / sporulation |
Research Abstract |
ilv-leuオペロンのTnrAによる負の制御の解明を行った。pMUTIN挿入破壊株を用いた解析により、TnrAによりilv-leuオペロンが負に制御されていることが分かり、ゲル移動度アッセイとDNaseIフットプリント解析により転写開始点約200bp上流にTnrAが結合することが分かった。欠失解析により、TnrAが転写開始点約200bp上流に結合することにより直接的にilv-leuオペロンを負に制御していることを明らかにした。しかし、この制御は既に分かっている結合位置とかなり離れていたので単独ではなく複数の因子によってこの負の制御が行われていると考えた。そこで、CodYとCcpAについて解析を行った。CodYについては、既にilv-leuオペロン上流域での結合領域が分かっていたので、CcpAの結合配列であるcreを検索し、オペロン転写開始点約100上流に見出すことが出来、DNaseIフットプリント解析によってCcpAが結合することを確認した。これらのことにより、TnrA、CodY、CcpAの3つの制御因子がilv-leuオペロン転写開始点上流域で結合し、直接的に制御を行っていることが分かった。そこで、これらの制御因子が単独で作用するのかそれとも相互作用によって作用するのかについて欠失解析を行った。その結果、グルタミンを窒素源としたグルコース最少培地にアミノ酸(ヒスチジン、チロシン、アスパラギンを除く)を添加した窒素源過剰条件下では、CcpAによる正の制御とCodYによる負の制御が作動し、TnrAは機能しなかった。さらに、CcpAとCodYは互いの制御に関係なく独立に機能することが判った。また、グルタミン酸を窒素源としたグルコース最少培地を用いた窒素源制限条件下では、CcpAによる正の制御とTnrAによる負の制御が作動し、CodYは機能しなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)