がん関連遺伝子による消化器癌悪性度の分子診断と治療への応用
Project/Area Number |
04152101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
斎藤 貴生 大分医科大学, 医学部, 助教授 (20037443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
重光 祐司 大分医科大学, 医学部, 助手 (30235527)
下田 勝広 大分医科大学, 医学部, 助手 (90211292)
宮原 正樹 大分医科大学, 医学部, 講師 (10183641)
河野 公俊 大分医科大学, 医学部, 助教授 (00153479)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | がん関連遺伝子 / hst-1 / int-2増幅 / rasp21 / Ki-ras / c-myc / c-fos / p53 / がん悪性度 |
Research Abstract |
1.複数の癌遺伝子について.増幅の有無、mRNA発現の亢進、遺伝子産物などをしらべ、その単独または組み合わせと臨床的因子、特に癌の進展・転移形式および悪性度との関連を検討した結果、 1)食道癌では、hst-1/int-2,c-erb・B-2,metの増幅のうち、hst-1/int-2の増幅が、脈管侵襲(ひ)、予後および術後血行再発と関連するのを明らかにした。 2)大腸癌では、rasP21の発現が肝転移や脈管侵襲と関連することを見出した。また、Ki-ras,c-myc,c-fosのmRNAの発現のうち、c-myc発現がリンパ節転移と関連し、c-fosとKi-rasの同時発現もリンパ管侵襲と関連するのを明らかにした。 2.癌抑制遺伝子P53の発現および点突然変異を、ホルマリン固定の生検および切除標本を用いてしらべた結果、 1)食道癌において.p53点突然変異(PCr-SSCP法.Exon5-8)が43%に認められ、点突然変異の存在する例は予後不良なことを明らかにした。 3.治療前に、癌の悪性度、進展、転移形式を分子診断し、これを治療法の選択に役立てるための検討を行い、以下の結果を得た。 1)食道癌では、Cox比例ハザードモデルを用いて検討した結果、hst-1増幅が術後血行再発の予知診断に最も重要なことを明らかにし、hst-1増幅と他の病理学的因子の組み合わせにより、術後血行再発を診断する数式を得た。また、同一病変内においてhst-1増幅のheterogeneityの無いことを確認し、生検によってhst-1増幅を診断することが可能なことを示した。 2)大腸癌では、RT-PCR法を用いて、生検組織から、c-fosのmRNA発現をしらべることができることを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)