Project/Area Number |
04233103
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
平野 恒夫 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (40011027)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 茂 東京都立大学, 教養部, 教授 (60112471)
山下 晃一 東京大学, 工学部, 助教授 (40175659)
長村 吉洋 立教大学, 理学部, 教授 (50160841)
田中 皓 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (00000860)
長嶋 雲兵 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (90164417)
岩田 末廣 慶応大学, 理工学部, 教授 (20087505)
村上 明徳 三菱化成研究所, 研究員
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥56,900,000 (Direct Cost: ¥56,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥14,000,000 (Direct Cost: ¥14,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥22,600,000 (Direct Cost: ¥22,600,000)
Fiscal Year 1992: ¥20,300,000 (Direct Cost: ¥20,300,000)
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Keywords | 星間分子 / 量子化学計算 / 分子構造 / 化学反応 / ab initio分子軌道法 / 分子軌道法 / 電子状態 / 回転定数 / 量子化学 / FeCO / 解離性再結合反応:HCNH^++e^- / イオン分子反応 / 放射会合反応 / 位相空間統計理論 / リドベルグ状態 / 励起状態 / 理論計算 |
Research Abstract |
平成5年度に引き続き、星間分子の構造と化学反応に関して以下の研究を行った。 1.我々が見い出したMgを含む星間分子としては最初の例であるMgNCに対して、さらに精度をあげたACPF/TZ2P+f法による電子状態の計算を行い、回転定数B_0の実測値5966.90MHzに対して、計算値5969.3MHzを得た。異性体のMgNCに対しても同様な計算を行い、実験値5094.80MHzに対して5089.3MHzの値を得た。また、星間分子候補として有力なFeCOの基底状態の分子構造をMRSDCI法で計算し、分光学定数を予測した。(平野) 2.新たに見い出されたCOの赤外領域での発光スペクトルをリドベルグ状態間の遷移として同定した。(平野、長嶋) 3.FeH,FeCOに関してf関数をも含む基底関数を用い、大規模なMRCIの計算を行った。また、MgC_2の構造と分光学定数をSDCIレベルで計算した。(田中) 4.解離性再結合反応HCNH^++e^-→の反応機構を検討し、炭素星周辺でHNC/HCN比が1に近いことを量子化学的に説明した。(平野、長嶋) 5.アセチレンシアニドHC_3Nの生成機構に関して、種々の中間体のエネルギーを計算して、C_2H_2またはC_2HとCNからの生成が可能であることを示した。(長村) 6.星間反応C(^3P)+C_2H_2→C_3H_2のポテンシャル面をCASSCF/DZPとMP4/6-31G^<**>法で求めた。また、cyclic-C_3H_2からlinear-C_3H_2への異性化反応過程と、cyclic-C_3H+Hへの解離過程がほぼ障壁なしに起こることを明らかにした。(山下)
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