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インド仏教中観学派論書の文献学的研究(聖提婆の『四百論頌』を中心に)

Research Project

Project/Area Number 04801005
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 印度哲学(含仏教学)
Research InstitutionKyoto Women's Junior College

Principal Investigator

佐々木 恵精  京都女子大学短期大学部, 文学科, 教授 (20150849)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1992: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords四百論 / 聖提婆(アーリャデーヴァ) / 月称(チャンドラキールティ) / 勝論学派(ヴァイシェーシカ) / 数論学派(サーンキア) / 空思想 / サンスクリット・チベット語対応データベース / 広百論
Research Abstract

チベット大蔵経にその翻訳完本が残る、聖提婆の『四百論頌』及び月称の注釈『四百論疏』の総合的な研究を目指す本研究は、原典の校訂、和訳、比較思想研究、及びデータベース化を計画したものであるが、年度内でその全体を完了するには至っていない。しかし、いずれの部もその完成の目処をつけるに至り、下記の諸成果を得た。
1.同書の前半8章の内、第6、7、8章の和訳について、難解な部分を残しているが、一応の完成を見、次年度に発表する予定でいる。また、データのコンピュータ入力を進めている段階である。
2.後半8章では、非仏教との対論あるいは批判について、どの学派の何を対象とした対論・批判であるか、その根拠の解明が困難なため、当初計画した第15章和訳は、5割程度の進行である。しかし、これまでに進めていた第14章の和訳を目下、思想比較を加えながらまとめ、発表しつつある。
3.文献全体のコンピュータ情報化については、漢訳に残る護法の注釈書『広百論釈論』のデータ入力、チベット訳及びサンスクリット原典(断簡)の入力を進め、第14章はほぼ完了、そのデータベース処理について検討を進めている。術語の検索のみならず、サンスクリット・チベット・漢語の対応をも連関させたデータ入力・データ処理を、市販されているソフト(データベース型)にて進めているが、多様なソフトが提供されている現在ではあるが、特殊な古典言語の処理、他の研究者との相互利用をも考慮して広く活用できる方向を模索している段階である。ひとまず、MS-DOSベースのテキスト・ファイル型データとして蓄積し、他のソフトへの変換・汎用の可能性を考慮しながら、諸検索可能なデータに編集しつつある。その成果は、WORD-INDEXの形で、次年(あるいは2年後)に発表する予定である。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 佐々木 恵精: "極端への執らわれー『四百論』及び『釈論』第14章の研究ー" 京都女子大学宗教・文化研究所 研究紀要. 第6号. 17-40 (1993)

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URL: 

Published: 1992-03-31   Modified: 2016-04-21  

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