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ジェンダーと進路形成課程 メリトクラシーとセクシズムの交差の観点から

Research Project

Project/Area Number 04801028
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educaion
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

耳塚 寛明  お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (40143333)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1992: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords教育社会学 / 学校社会学 / ジェンダー / 進路形成 / セクシズム / 学校文化
Research Abstract

現代学校は、メリトクラシーとセクシズムというふたつのイデオロギーを内在した制度である。この研究は、現代学校における、性別に異なる進路形成過程を記述・説明することを目的としているが、本年度は以下の作業を行った。
1.ジェンダーと教育に関する文献レビュー:欧米およびわが国における、(1)ジェンダーに関する社会学的研究と(2)青少年の進路選択、学校の選抜機能に関する研究を収集し、レビューした。前者は前年度に引続いて、学校内での性役割の社会化過程についてのエスノグラフィックな研究を中心にレビューし、研究方法上の示唆を得た。来年度はこれに基づいて、女子高校を対象とした観察調査を行う計画である。後者(青少年の進路選択研究)のレビューからは、わが国における研究が、(1)機能主義的前提に立って、(2)トラッキング概念を中心に行われてきたことなどが明らかとなった。その詳細は、「学校社会学研究の展開」として『教育社会学研究』誌に執筆した(近刊)。
2.既存データの分析と再解釈:筆者が行った高校生を対象とした、進路選択に関するパネル調査のデータを、とくにジェンダーの視点から再分析した。現在分析途中であり、いまだ発表には至っていない。
3.エリート高校生対象の実証研究:いわゆるエリート女子高校3校を対象とする質問紙調査を行った。調査対象校は、アカデミック・レベルの観点からは顕著な差異がないものの、各高校のチャーターについては対照的な学校を選定した。具体的には、伝統的な性役割が強調されたA校、男子と同等の進路と職業的達成が強調されたB校、特定の性役割の強調が見られないC校である。現在分析中であるが、学校の行う学習と行動の組織(性役割の社会化)と対応した形で、女子生徒の性役割、進路展望が形成される過程が明らかになると思われる。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 耳塚 寛明: "学校社会学研究の展開" 教育社会学研究. 52. (1993)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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