月探査機SELENE/ガンマ線分光計のガンマ線発生の数値計算とデータ解析ソフトの開発
Project/Area Number |
04F02059
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
超高層物理学
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
長谷部 信行 早稲田大学, 理工学術院(理工学総合研究センター), 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BEREZHNOI Alexey A. 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 月 / ガンマ線 / 揮発性元素 / 彗星起源 / しし座流星群 / 水素 / 硫黄 / 中性子 |
Research Abstract |
本研究は、主に3つに分類される。 1)月表面から放出されるガンマ線の評価 2)月表面における揮発性元素の存在可能性 3)流星群衝突と月震による月からの電波放出 1)月表面におけるガンマ線及び中性子の発生と輸送機構を実験的及び数値計算的にシミュレートし、元素濃度の評価方法の基礎過程を構築した。それに基づけば、ガンマ線分光計のエネルギー分解能が5keV以下の場合、水素、及び硫黄(1wt%以上存在した場合)の検出が可能であるという結論を得た。また、Lunar Prospectorによる観測結果を再検証しApolloやLunaミッションと比較した結果、月西部の海において、深刻なSi存在量の過小評価とAl, Mgの過大評価を発見した。 2)月面揮発性元素の彗星起源説について評価を行った。その結果、炭素に富む彗星では現在までに推測されている揮発性元素の存在量を説明することはできず、酸素に富む彗星であれば、十分に存在量を説明することができるとの結論に至った。また二酸化酸素及び二酸化硫黄が安定に存在できる極域内の面積を算出し、それら元素の注入率に制約を与えた。 3)1999年から2001年までのしし座流星群到来時の電波観測データの解析を複数の波長を用いて行った。1999年のデータからは月からの信号を見出すことはできなかったが、2000年、2001年においては流星群によると思われる信号を発見した。また、数分にもおよぶ振動の存在を確認した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)