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水の構造化により保存した農産物の3次元内部構造解析

Research Project

Project/Area Number 04F03333
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section外国
Research Field 農業機械学
Research InstitutionThe University of Tokyo
Host Researcher 大下 誠一  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授
Foreign Research Fellow PURWANTO Y. A.  
YOHANES Aris Purwanto  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 外国人特別研究員
Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords緩和時間T_1 / 拡散係数 / 水の動的状態 / 低温障害 / 最適貯蔵温度 / 呼吸速度 / イオン漏出速度 / 3次元画像
Research Abstract

初めの1年間は、NMRによる緩和時間や拡散係数を通して細胞内水の動的状態を測定し、それにより、外観の変化によって認識される以前に低温障害の発生を検知することが可能かどうかを検討するという具体的な目的を設定した。低温障害の徴候を事前に検知できれば、低温障害を回避できる最適貯蔵温度を正確に示すことが可能になる。そこで、低温障害を呈する果実であり、キュウリ果実を対象として選択した。研究の経緯は当氏の報告書にあるとおりであり、これまでに、低温障害が発生すると予測される5℃と障害が発生しない25℃における貯蔵実験を行い、縦緩和時間T_1及び拡散係数、細胞液のpHおよびイオン漏出速度等を低温障害を検知するための指標として測定した。細胞液のpHやイオン漏出速度が低温障害により高くなるという知見は従来から報告されているが、低温障害の発生に先立って変化する指標については定説となる報告が見当たらない。一方、当氏の研究成果においては、縦緩和時間T_1が低温障害の徴候を最もよく反映して変化するという結果が得られた。しかも、外観上の低温障害の徴候に先立って変化が現れることを示唆するデータも取得している。この成果は、当初期待された結果に添うものである。今後の2年間目の研究としてはデータの再現性や貯蔵温度と呼吸速度データに関する検討を予定する。それにより低温障害を回避できる最適貯蔵温度の設定が可能になると期待される。さらに当初の研究計画に沿った果実組織の2次元画像の取得並びに3-D表示により、低温障害発生前後の組織上の相違とT_1との関係についても検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2016-04-21  

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