外ケーブル方式PC構造の終局挙動と合理的設計方法に関する研究
Project/Area Number |
04F04093
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Structural engineering/Earthquake engineering/Maintenance management engineering
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Host Researcher |
二羽 淳一郎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
BUI DIEP KHAC 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ケーブル応力 / PC構造 / 終局耐力 / 予測式 / アンボンド / プレストレストコンクリート / 外ケーブル / 終局ひずみ / デビエータ / スリップ / 塑性領域長さ / 摩擦抵抗 |
Research Abstract |
アンボンドケーブルを用いたPC梁部材の曲げ終局耐力を評価するには、終局時のアンボンドケーブルの応力を評価することが必須となる。本研究では、アンボンドケーブルを用いたPC梁部材の曲げ終局耐力を明らかにするため、プレストレスを導入した合計120体のPC梁の実験データを収集した。そして、アンボンドケーブル自体の終局応力を評価するため、既存の様々な提案式を包括的に再検討した。アンボンドケーブルの終局応力評価に関する既存の各提案式の精度を、収集した120体の実験結果を用いて再検討した。再検討にあたっては、様々な影響要因に着目して、パラメトリックな検討を行った。具体的な影響要因として、コンクリートの圧縮強度、荷重の載荷方法、載荷スパン、せん断スパン有効高さ比、プレストレスを導入しない鉄筋の有無、ならびに梁断面形状などを考慮した。収集した120体の実験データを用いて、様々な観点から、既存の提案式の精度を確認した結果、いずれも長短があり、アンボンドケーブルの終局応力の予測精度が十分ではないことが明らかとなった。そこで、本研究では、新たなパラメータとして、塑性領域長さと載荷スパンの比を導入した。そして、新たに、アンボンドケーブルの終局応力評価式を提案した。収集されたデータと本提案手法を比較した結果、実験値と予測値は良く一致していることが示された。さらに、統計的分析の結果、既存の様々な予測式と比較して、今回の提案式の方が優れていることが確認された。本提案手法を用いることにより、最終的に、アンボンドケーブルを用いたPC梁部材の曲げ終局耐力を精度良く予測することが可能となった。 以上の成果を、土木学会論文集に発表した。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)